泰国見聞録 (帰国しました)

Japan - US - Thailand / 旅行とディズニーが好き。時系列バラバラですが旅行記として。好きなもの、日頃考えてることのメモとして。最近子育て始めました。

就職活動って楽しむもの

大学生で目一杯学生生活を楽しめば、次にやってくるのは就職活動ですね。私は大学受験で失敗して1年浪人してここの大学に来ましたが、就職活動も人より時間がかかっています。

このホテルに就職して、新しいキャリアが見えつつある今もなお、学生時代の就活をしていた自分に伝えたいことがあります。

 

 

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こだわりすぎてませんか?

私は小学校の時に「アテンションプリーズ」っていう客室乗務員のドラマを見た時から、CAにめちゃめちゃ憧れていました。国際文化も好きだったし、将来はこの仕事に就きたいとずっと思ってました。だから、苦手だった英語に必死で取り組んだし、留学にも行ったし、海外ボランティアして英語を使って誰かの役に立つ体験を何度もして来ました。だから私は、1社を除いて航空会社しか受けていません。しかも国内の航空会社も客室乗務員の枠のみ、グランドスタッフは一切受けずに外資の航空会社も受けていました。

私は身長は155センチ、体型は痩せてないし、顔も美人じゃないし、あるものはまあある程度の英語力。それでも諦めずに東京、大阪、名古屋、福岡とあらゆる面接会場へ向かい、客室乗務員になるために試験を受け続けました。英語力のおかげなのか、試験官にも褒められ、何度か面接は通るものの、やはり内定に辿り着くことはありませんでした。

エアラインスクールの無料スクーリングに行って、アドバイスをもらいに行きましたが、「国内のCAなら、、、」と言われる。東京までスイスのCAの面接を受けた時なんて、面接を受ける前の身長測定で門前払い。

唯一内定をもらったのは、海外にも分校がある予備校。国際的なことにも、教育関係にも興味がありましたので受けてみたのですが、やっぱり航空会社を諦めきれず。

私は国際線の客室乗務員にこだわりすぎて、結局内定先が決まらないまま大学を卒業。実家に帰りました。教育実習が楽しすぎたこと、中高の教員免許取得できたこともあり、故郷で1年間高校の英語の非常勤講師をしながら、それでも航空会社を受けました。でも結局内定はもらえないまままた、一年が過ぎようとしていました。

諦めたらそこで試合終了とも言われます、夢を叶えた人は最後まで諦めなかった人だと言います。間違いないです。

でも、「夢=職業名」でしょうか?夢ってその職業につかないと、できないことなのか。

 

こだわってますか?

こだわりすぎることから、私は就職先がないまま学校の先生として働いてました。正直、生徒は可愛いし、学校生活って波があって楽しいし、先生たちの話すのも楽しいし、授業作るときはワクワクする。非常勤講師も楽しんでました。

ただ、私は海外で働く世界を見てみたいと思ってた夢を諦めきれず、相変わらず外資航空会社を受け続けました。

1年間生徒と話しながらふと気づいたこと。

 

「なにになるのではなく、なにをしたいのか」

これは大学受験に悩んでる生徒の話を聞いて、私が生徒に話した言葉から気づきました。○○大学に行きたい、そこで留学したい、でも学費が、、、、と悩む生徒に私は「どこに行きたいってそんなに大事?なにをするかの方が大事でしょ?」と話しました。それは自分にそのまま返って来た感じです。

私はディズニーにインターンシップに行って、海外で言葉や文化の違いに不安になる日本人のゲストにたくさん会いました。その人たちが私みたいな日本人キャストを見ると安心して話してくれるし、笑顔になってくれました。

昔は客室乗務員という仕事に憧れました。でもその時は、「客室乗務員になってどんな仕事をしたいのか」というのが明確でした。留学の経験を通して気づいた、「異国で不安になる日本人を安心させられるような人になりたい」ということです。

国際線に乗って、アレルギーがあるのに英語が伝わらずに、怖くて機内食を口にできない日本人はどれだけいるでしょうか。日本人が機内にいて、安心感を感じない日本人の搭乗客っているのでしょうか?

そんな感じで私は自問自答した結果、出した答え。

「別にCAじゃなくても、異国で日本人を安心させられる仕事ってあるんじゃね?」

ということで海外のホテル業に手を出したんです。

今のホテルはゲストの40パーセントが日本人です。正直毎日やりがいを感じで仕事をしています。だって、異国ので不安に感じてる日本人の対応に追われてますから笑。

 

就活を一点に絞れ、なんて思いません。でも自分の興味の全くない会社を当てずっぽうに受けるために、エントリーシートを時間かけて書いたり、県外に面接受けに行く時間があるなら、「自分はなにをしたいのか」考えてこだわる時間って必要なのではないでしょうかと思います。

 

自分を語れる機会

就活で私が一番楽しかったのは、自分のしたいことを好きなだけ誰かに語れることです。しかもいい大人である人事部の人たちが、それを一生懸命読んでくれる、聞いてくれるんですよ?友達には話したことあるけど、自分の夢をプレゼンするなんてこんなワクワクすることありません。

「語るだけじゃ夢は叶いません。でも夢を叶える人は、語ることから始まります」

本当にそうだと思います。語れるほどその会社に入りたいなら、きっとその会社に入ってからやりたい事は明確です。

 

考えは人それぞれ

たまに、内定を複数もらってどこに行くか悩んで相談してくる人がいますよね。複数から内定もらえるなんて、おめでとうございます!

でもその相談したところで、他人に判断を委ねられるほどあなたの人生って適当じゃないでしょう?相談するもよし、でも自分が仕事になにを求めてるのか考えてみたらいいんじゃないかなと思います。福利厚生が整っている、女性が働きやすい、離職率高いみたいだけどキャリアを上げるには、、、。人が仕事に求めるものって、人それぞれ、年齢それぞれです。選べるのであれば、自分が仕事に求めるものをとことん信じたほうがいい。だって、誰かに後ろ指刺されようが、自分の信念を貫いたのであれば胸を張れる。

 

まあ、自分の今までの人生を語ってみたかっただけです。

 

てことで、こんな言葉を就職活動中の自分に話していたら、もっと早くホテルに来てたのかもしれないし、違う会社についていたかもしれません。人生は一度きりなので、できるだけ後悔しないようにしたいなーとは常に思っていますよね。