マザーハウスでボランティアしました
よくボランティアツアーでもマザーハウスのボランティアができますが、私は個人的にマザーハウスに押しかけて(言い方悪め)、オリエンテーションから施設移動まで個人で行きました。
そのマザーハウスでの詳しい話をしたいと思います◎
マザーハウスとは
修道女マザーテレサが、インドにいる貧しい人たちのために作った施設です。
彼女のさす貧しさとは、お金がないということとは少し違います。「誰にも愛されず、必要とされていないと感じている人」のことです。彼女はインドのコルカタでそんな人たちに微笑みかけ、話しかけ、最期のひと時を安らかに過ごしてもらおうと、最初に建てたマザーハウスが「カーリガート(死を待つ人の家)」です。
今ではマザーハウスはコルカタにいくつも施設があります。5歳までは男女同じ施設で、それ以降は別れて、年齢別にさらに分けられます。いろんな障害やバックグラウンドを持った子どもたちが比較的多いマザーハウス。捨てられた子どもはインドに数え切れないほどいるらしく、生きてマザーハウスに連れて来られる子どもは一握りだそうです。
マザーハウスでボランティア
ボランティアは世界中から集まり、オリエンテーションを行なった上で参加しました。毎週月、水、金曜日にオリエンテーションを行い(日本人シスターもいらっしゃいました)、どこの施設に行きたいか希望を出して、それぞれの施設で話を聞きに行きます。
私がボランティアしたのは、オリエンテーションがあった建物からすぐの、シュシュバハン(孤児の家)という施設。乳児から幼児ぐらいまでの子供達がいました。当時は他の施設が工事中だったらしく、少し年齢の高い子も過ごしていました。
ボランティアの1日
朝の5:50からマザーハウスでミサが始まります。ミサに参加してからは朝食です。世界中からボランティアに集まるので、毎日、ボランティア最終日の人に対して歌を歌います。
7時ごろに各施設にみんな移動です。私は同じ敷地内なのですぐに向かい、子供達の朝ごはんのお手伝いから始まります。
お昼前くらいに私たちもティータイムがあって、インドのチャイとスナックを端で食べました笑笑。同じボランティアに参加したイスラエル人とスペイン人の人たちとお話する時間もできました◎ここでの経験を共有するいい機会でした。
それから夕方まで、子どもの遊び相手をしたり、オムツを変えたり、ご飯食べるの手伝ったりで、あっとゆうまでした。
子どもたちの今まで
子供達の多くは視覚障害の子が多いです。貧しいお母さんが妊娠した時に、眼球を作るのに必要なビタミンAを十分に取れるほどのご飯が食べれず、目が形成されないまま生まれてきます。インドの貧しい家庭は子どもは働き手だそうです。でも障がいを抱えているとわかると、産んですぐに道端に捨ててしまうことが多かったそうです。生まれて間もない子が路上に捨てられれば、生きたままマザーハウスに預けられる赤ちゃんが少ない理由もわかる気がします。
マザーテレサの命日
木曜日はたまに、ハンセン病を患った人たちが暮らす施設に見学に行かせてもらえるのだそうですが、私が行った9/5はマザーテレサの命日だったのでマザーハウスへ向かいました。マザーがお祈りしていた場所に世界中から人が集まり、お祈りをします。ノーベル平和賞を受賞した彼女ですが、こんなに世界中の人に愛されているんだなって感動しました。
ラッキーなことに、私は選ばれてシスターからお花をもらい、献花できました。マザーテレサの偉大さを身にしみて感じた1日でした。
マザーハウスは撮影が禁止なのです。
だから入り口だけ、、、
サワディーカー